ホルトの歴史
1919 | 創業者ダグラス・ホルトが車のスペアパーツを販売する小さな店をオープン。 |
1936 | ダグラス・ホルトはアメリカに渡り、自動車補修のためのケミカル品を初めて目にする。 |
1939 | ビジネスをケミカル品に集中をさせて、エンジンブロックの漏れ補修に使われる「ワンダーウェルド」が誕生。第二次世界大戦が始まった時車への規制が厳しくなり自動車用ケミカル品に依存する経営を脱却するためRadweld Engineering LTDを設立。 |
1945 | ダグラス・ホルトは日々イノベーションを続け自身のドライバー経験を基に、マフラーの穴を塞ぐ「ガンガム」を開発。そして今日でも主力商品として「ガンガム」は発売されている。 |
1948 | ダグラス・ホルトは息子を科学者として会社に参画させ共にケミカル品の開発を行った。 |
1950年代 | イギリスでの成功後、新たな市場開拓のためフランスに進出し配送ネットワークを持つゼネラル・モーターズと提携。続けてオランダ、ベルギー、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの主要国に進出。 |
1964 | タイヤ補修製品と自動車補修アクセサリーを製造していたRomac Ind Ltd. を傘下に収める。「タイヤウェルド」はパンクしたタイヤの穴を塞ぎ再び走行を可能にする緊急時の補修製品でホルト社の中でもっとも成功した製品の一つである。 |
1967 | ダグラス・ホルト逝去。彼の息子がドライバーの問題を解決するという父の思いと共に会社を引き継ぎ、補修用品や塗料など様々な自動車のニーズに応える製品を製造。 |
1975 | ホルト社はロイズ社と統合され「ホルトロイド社」となる。今日、その会社は「ホルトロイドインターナショナル社」として知られ4つのブランドを傘下に収める。 |
1981 | ホルトロイド社は日本の武蔵貿易株式会社と合弁企業を設立、社名は「武蔵ホルト株式会社」となりHoltsブランドが急速に日本で拡大される。 |
1987 | ホルトロイド社がMorgan Crucible社に買収され世界で最も大きなカーケアグループとなり数多くの国や市場へ販路を拡大。 |
1997 | Allied Signal社がホルトロイド社を買収、後にHoneywellグループの傘下となる。その後カーケア製品ブランドのSimonz 社が加わる。 |
2010 | ホルトロイド社は全米No.1クーラントメーカーとして強い権威を持っていたPrestoneグループに入る。Prestoneクーラントは極度な環境下での使用にも耐えられる品質が認められヨーロッパ市場でも受入れられる。 |
2019 | 創業100周年を迎え、ホルトグループの次の100年が始まる。 |
トップメッセージ
IDEA プロセス
地球上の70億の人々は毎日、自分が正しいと思うことをして生活をしています。ひとそれぞれの思い、工夫、悩みの中から様々なアイデイアが生まれ実現しています。 そのような人々の発展のためにひとつでも多くのアイデイアを生み出し、実現させていくことがIDEAプロセスです。 基本的には部署の垣根を越えて編成されたチームがIDEAプロジェクトを進めます
思い浮かんだこと、こうしたいと思うこと、不便だと思うこと、真似してもよい、実現不可能なことでもよい、まずは‘発想に遊べ’ということが出発点です。何か閃めいたら必ずメモに書き止め個々の「発想」を積み上げていきます。それらの個々の発想はミーティングやブレインストーミングを通して磨かれ、ふくらみ、 分類されていきます。
そうして出されたアイデイアを数値化します。 各アイデイアごとに重要性や、速攻性、創造性、などを列記し、それぞれに5点満点、もしくは10点満点で感覚的に採点していきます。 チーム内での採点が基本ですが、まったく別の組織に依頼しても構いません。また会社の責任を担うマネジャークラスの採点やコメントも必要となります。こうして数値から得られた優先順位とバランスを考えたうえで選択されたアイデイアはチーム内で定義づけをします。具体的にはその目標、範囲、スケジュール、責任者、予算などです。チーム内ではタイムキーパーを決め、スケジュールに沿った進捗や目標管理を行ないます
プロジェクトの進行は定義が肝心というのが通説ですが、 IDEAプロセスではこのEのプロセス、定義に沿った‘実行’を最も重視します。 プレゼンテーションだけの計画にならない様、必ず定義通りに‘実行’することが大切です。の段階で定義を修正することはできません。 定義のブレはプロジェクトそのものの方向性を見失うからです。
‘実行’を日程通りに完了させたら、最後のプロセスA’結果を検証‘をします。結果は達成金額や達成率など、すべて数値で示され会社へ報告されます。 そしてその数値結果以外に、取り組んだ姿勢、チームの協力、学習したこと、反省、などの総括がされてレポートが締めくくられます。このプロセスは通常4-5名のチームで3か月程度の期間を基準として進められるものですが、その数字の大きさや課題によっては中、長期的プロジェクトとして 進めることも十分に可能です。
シックスシグマプラス
シックスシグマとは1980年代初頭、米国モトローラ社が、日本のQCサークル活動を参考にして作った‘バラツキをなくす’という品質管理手法、 もしくは問題解決のプロセスであります。シックスシグマとは統計学の標準偏差のことで100万回の作業をしたときに生じる不良品の発生率を3.4回(3.4ppm)に抑えるということを目指したスローガンです。 プラスとはリーンのことで米国のLean ManufacturingからFord Production Systemを経てトヨタ生産方式に至る‘無駄をなくす’という活動であります。武蔵ホルトでは2001年からSix Sigma活動をスタートさせ下記のような成果をあげてきました。 現在においてもVOCからスタートし、垣根をこえたチームづくりをして(時にはお客様、仕入れ先様もチームに入っていただいて)Six Sigmaプロセスを使って 問題の解決を行っています。現在では問題解決だけでなく、積極的な活動にもこの手法を取り入れています。なにか問題が生じても、また新しいことを始めようとした場合もSix Sigmaでの進め方が分かっているので楽しくさえあります。
過去の主な活動例
2001年 | 14%の在庫金額削減を3か月で達成 |
2002年 | 低回転商品在庫金額の30%削減を達成 |
2003年 | お得意様、仕入れ先様とコラボし、生産から納品までの無駄をカット |
2004年 | 従業員全員Green Belt取得の為のGBトレーニング強化 |
2005年 | 新顧客開発。初めて攻めのプロジェクトにシックスシグマ手法を活用。 |
2006年 | 商品改善。商品仕様、原価などの見直し、改善を実行 |
2008年 | 欠品率を半減。 |
2009年 | Six Sigma、IDEAプロセスによる新商品開発やプロジェクトの実施 |
~2013年 |
会社概要
社名 | 武蔵ホルト株式会社 |
設立 | 1981年6月1日 (武蔵貿易設立/1959年5月16日) |
本社 | 〒102-0076 東京都千代田区五番町14番地 ※武蔵ホルト株式会社は2012年1月より、本社所在地を上記に移転しました。 |
資本金 | 3000万円 |
取締役社長 | 渕田 昌嗣 |