動画で解説
まずはマスキング
マスキングとは?
塗料がついたら困るところにあらかじめマスキングテープや新聞紙、ビニールやポリのシートでカバーすることをマスキングといいます。マスキングしてあれば、まわりに塗料がついて落ちなくなってしまうということもなく、のびのびと塗ることができます。新聞紙やホルツのマスキング商品でていねいに覆ってペイントをきれいに仕上げましょう。
ボディパネルの合わせ目やプレスラインを利用
ボディパネルの合わせ目、プレスライン、モールなど、境目がはっきりしている所を利用してマスキングをしましょう。旧塗装色部分と補修ペイント部分ときっちり分けられる所を見つけ塗装の境目を目立たなくしましょう。
パネル単位で補修しよう
できればパーツ(ドアならドア1枚)全体をペイントするのが最適ですが、部分塗装の場合、補修箇所の3~4倍の範囲を目安にしましょう。できるだけ広く空けるようマスキングをしましょう。
バンパーはボカシ範囲を広めにとろう
バンパーのペイントは曲面の場合が多いのできれいにボカシができるようにマスキングをしましょう。ボディとバンパーの合わせ目、プレスラインなど境目がはっきりしているところを利用して広く大きく空けてマスキングをしましょう。
大面積のマスキングには「マスキングシートテープ付き」を使おう
ポリエチレン製フィルムを使用しているので、塗装が染み込んでしまうこともなく、付着した塗装が乾いても剥がれ難いので安心して塗装作業ができます。
商品紹介
補修手順紹介
カーペイントする部分の油分や汚れをシリコンリムーバーをスプレーしてきれいなタオルなどで拭き取りましょう。
バンパーやFRP素材のスポイラーなどはプラサフ前に専用のプライマーでペイントの密着力を高めましょう。
下地がプラサフ(下塗り)で見えなくなるまで、薄く3〜5回に分けて10〜15分間隔で重ね塗りし、30分以上乾燥させましょう。
耐水サンドペーパー1000番に水を付けながらプラサフ塗装面全体のザラザラがなくなる程度まで力を入れずに軽く研磨しましょう。
缶をよく振ろう
ペイント前には缶をよく振りましょう。また、ペイント中にも時々缶を振ることも忘れずに。
塗装中は一定距離を保とう
塗装面との距離は15〜30cm。1秒間に60cmぐらいのスピードで一定方向に動かしましょう。10〜20秒間隔で乾いては塗りを繰り返します。 ペイントヘルパーを使えば液だれを防げます。
重ね塗りをしよう
3分の1(4分の1)ぐらいずつ重ね塗りをしましょう。
自然乾燥(約10分)
色があってきたら一旦終了。ソリッドカラー(単色)は10分程度自然乾燥し、ボカシ剤でなじませましょう。メタリック、パールマイカは上塗りクリア塗装後、10分程度自然乾燥し、ボカシ剤でなじませましょう。
メタリック、パール・マイカ塗装には必ずクリアペイントが必要!
クリア塗装とはメタリック、パール・マイカ塗料の上に塗り、紫外線や酸性雨などから保護しツヤ・光沢を高める透明の塗料です。クリアを塗ることで塗装本来の正しい発色となります。
カーペイントより広い範囲に薄く20cm前後のキョリで4〜6回(15〜20分間隔)に分けて重ね塗りをしていこう。
・最初の1、2回は薄く塗り3回目からツヤを出すように重ね塗りしましょう
・キョリが近すぎたり、スピードが遅いと液垂れするので注意。
・最初から厚塗りするとカラー表面やボカシ際部が溶けて色ムラの原因となります。
ソリッドカラー塗装後またはクリア塗装後にできるスプレーダスト(色のザラツキ)周辺に使用します。
使用することでスプレーダストを溶かしなじませ、補修箇所と周辺の色の境目を目立たなくします。
作業手順はコンパウンドの使い方(塗装後のツヤ出し)のページへ!